ベトナム・ホーチミンに日本文化の発信拠点となるagataカフェを


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日本のよいものをベトナムの方々に紹介したい、それによってベトナムの方々の毎日を少しでもよりハッピーにするお手伝いをしたいと思って、海外で働くべくベトナムのホーチミンに移住して早1年半。やっとやっと、ベトナムで仕事をしようと思わせてくれた最初のきっかけであるプロジェクトが形になりつつあります。

2016年7月に、ベトナム・ホーチミンに日本文化の発信拠点となる和コンセプトのカフェをオープンします。

おかげさまで物件の工事も進んでおり、慣れない中ではありますが、カフェオープンに向けての準備が着々と進んでいます。

いろいろな方にご協力いただき、素敵なカフェが出来上がろうとしているものの、どこまで細部にこだわれるか…というところで、資金面に限界があり、現在クラウドファンディングで応援をお願いしています。

本当にありがたいことに現時点で目標100%は達成できたので、カフェにて使用する器を宮内庁御用達の老舗漆専門店である山田平安堂さまにご用意いただいたり、ベトナムにルーツがあるといわれる交趾焼の陶磁器を使用させていただいたりできるようになってまいりました。

しかし、さらにこだわりの日本文化的な要素を盛り込むために【目標250%達成】を目指しています。

このカフェを通じて、ベトナムの方々に日本のよいものを伝えます!日本品質のメニューとサービスでベトナムの方々に感動をお届けします!日本のファンを増やします!どうかどうか、応援をよろしくお願いします。

(追記)
おかげさまで多くの方にご支援をいただき、agataJapan.cafeをオープンすることができました。ありがとうございました!

   

 
 
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本質的に分かり合えなくても、私たちは知ることができる。


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マーケティングのお仕事をさせていただいていると、誰か他の人の気持ちになろうとすることがよくあります。

このお店に来る人は、どんな気持ちなんだろう
どういう理由で、どういう商品を求めているんだろう

とか

このキーワードでGoogle検索した人は
何が知りたくて、どういう状況で検索をしたんだろう

とか。

リサーチしたり、ヒアリングしたり、はたまた過去の経験から、それを想像したり、予測したりして仮説を出しますし、それらにより、おかげさまでお客様に喜んでいただける商品やサービスのマーケティングに携わらせていただいたりしてきたわけですが、それでも究極的にいえば自分以外の人の気持ちを本当に理解することは不可能だと、そこには限界があることも、日々そういうことを考えてお仕事させていただいているからこそ強く感じます。

 
 
統合失調症、と呼ばれる病気があります。
 
 

他の精神科の病気も、またそれ以外の病気もそうですが、患っていない人には患っている方の気持ちは非常に理解しづらいものです。統合失調症を患った方が「寛解(全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること)」を目指すにあたり彼らを受け入れる側ができることは、自分とは異なる、自分にはなかなか理解できない視点や状況が存在することを知ることなのではないかと感じています。

世の中には色々な気持ちや視点が存在すること。自分の視点がすべてではないということ。それに気付くことで、みんながもうちょっとずつ生きやすい社会になるかもしれない。そんなことをこのニュースを見て感じました。



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30代独身女が転職して海外で働くことにして1年が経過しました


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海外で働きたいと思って前の会社を辞めて、いまの会社に入社して、ベトナムへ初出張をしたのが2014年11月。あれから、まもなく1年が経とうとしています。

実際にベトナムへ引っ越して、こちらで働き始めて気付いたこと。それは「海外で働きたい!」という片思いだけではだめだということ。決断をし、海外移住をする最初のきっかけとしてはいいかもしれません。でも、そのような気持ちだけでは長く続かない気がしています。

「この日本人がベトナムへ来てくれてよかった!」
「この日本人にベトナムで働いてもらいたい!」

そんな風にベトナムの方々や関わっていただく方々に思ってもらえるようになってからこそ、自分がベトナムで働く価値が出るのではないかと、そこが目指すべきところなのではないかと考えています。そして、それはただ「海外で働く」ということより、ずっと難しいことであることもこの1年の間でじわじわと、しかし強烈に感じるようになってきているのも事実です。長らく海外で活躍されている先輩方ってほんとすごいです。

 

日本のよいものを世界へ

私が勤める会社STARMARKのコーポレートミッションであり、私自身のテーマでもある「日本のよいものを世界(ベトナム)へ」を実現することで、ベトナムの方々にも日本の方々にも喜んでいただきたい、お役に立ちたいという一心でこの1年間やってきました。それでも、私自身はまだまだです。が。

今日は大事な一歩を踏み出します。

私が入社以来ずっと携わらせていただいてきた1つのプロジェクトが本日お披露目になります。たくさんの方にご迷惑をおかけしながらもご協力いただいて、また社内の優秀なプロジェクトチーム陣含め、多くの方のおかげさまでやっとこのスタート地点を迎えることができました。なので、微力ながらプロジェクトに携わった一人として、ここでも発表させてください。

本日、日本品質にこだわるベトナム向け総合オンラインショッピングサイト「agata japan」が正式オープンします。まずはホーチミンからスタートし、来年にはハノイ、ダナンへも展開してまいります。

このプロジェクトに携わるにあたって、ベトナムでオンラインショッピングを利用される方々へヒアリングを実施したところ、ベトナムにおける通販に関する問題点や要望が多く挙がってきました。お買い物は楽しいものであるべきなのに、期待が裏切られて残念な想いをされている方が少なくないことが分かりました。

一方で、ベトナムで日本品質の商品を販売している多くの企業様ともお話をさせていただいています。取り扱われている商品の魅力と、そのようなよい商品をベトナムの方々に届けたいという強い想いをお伺いするたびに、ALL JAPANで日本品質商品の魅力をもっと多くの方に伝えたい、届けていきたいという使命感が強まりました。

 

日本品質のよい商品を手に入れたい人と、
日本品質のよい商品を届けたい人をつなげる。

たくさんの方とお話をさせていただいて、agata japanがすべきことが見えてきたからこそ、本日の正式オープンは大切な第一歩になると感じています。

まだ新しいサイトで至らない部分もあるかと思います。もし応援していただけるようでしたら、ホーチミン在住の方は登録して利用してみて、お気付きの点をお聞かせいただけたら嬉しいです。新たな商品の掲載もたくさん控えています。1アクセスが、1注文が、とてもとても励みになります!

日本にいる方も、ホーチミン在住のお知り合いがいたらぜひご紹介ください。また、ベトナムで売りたい商品があるという方からのお問い合わせも大歓迎です、お待ちしております。

ベトナムで日本の商品を買うなら通販サイトagataJapan.com

この1年間で得たものも失ったものもたくさんあるけれど、私の中の結論としてはベトナムに来てよかったです。反省すべきことはあれど、後悔は全くありません。そう思わせてくださっている周囲の方々に感謝です。

そして、この気持ちが片思いで終わらないように。いつか「ベトナムに来てくれてよかった」とベトナムの方に言っていただけるように。agata japanと共に気持ちを新たに邁進してまいります。

 

※agata japanのFacebookページへの「いいね!」もよろしくお願いします!
https://www.facebook.com/agatajapan

 

 

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日本人が海外で働くということ 〜裸足の国で本当に靴は売れるのか〜


walkongrassまずは靴の営業マンのお話から。有名な例え話なので、ご存知の方は最初の段落は読み飛ばしていただいてかまいません。

 
靴の営業マンがある地域へ市場調査に行ってみると、その地域では誰も靴を履いていなかった。そこで、「この国は靴を履く文化がないから靴は売れない」と判断するか、「みんな靴を履いてない!ということは、競合がいない!ブルーオーシャンやー!いっぱい靴が売れるぞー!」と判断するか。さて、あなたはどちらですか?

 …というお話。

 
おそらくこの例え話は、「どんなピンチも見方を変えればチャンスになり得る」ということがメッセージで、「できない」「だめだ」と後ろ向きに考えがちな営業社員を鼓舞するために朝礼とかでよく使われていそうです。

私も某メーカーで海外営業を担当していたころに当時の上司から教えていただいた気がします。

 
*******
 
 
海外で働きたいとベトナムに引っ越してから、半年が経過した今。自分が生まれた国ではない国で、自分が育った環境と異なる環境で育った方々に、自分はどんな価値が提供できるんだろうと自身の無力さを感じながら日々もがいてます。

裸足の国の住民たちは、それまでずーっと靴のない生活をしてきたはず。その人たちに靴を履かせようとするのは、自分のエゴなんじゃないか。自分も裸足になってみたり、やっぱり靴を履いてみたり。日本にいたときは考えなかったことを考えるようになりました。

ときにそんな迷いが生じるのが事実。でも、ふと冷静になってみたとき、思い出すのは今まで出会ってきた多くのベトナム人の言葉。

 
「日本が好き!日本の製品が好き!」
「日本の製品が欲しい!使いたい!買いたい!」

 
本当に有り難いことに、ここベトナムでも日本や日本製品は評価が高く、人気があります。しかし、そのような人気のある日本製品や人気となるであろう日本製品が世界中どこでも手に入るわけではないからこそ、「日本の良いものを世界へ」という思いでお仕事させていただく意味があるんだなとベトナムの方に気付かせていただいています。

裸足の国で靴が売れるかどうかは、その国の人が靴を履いているか履いていないかではなく、「靴が履きたい!」というその国の人々の声を引き出せるかどうかなのかな〜とぼんやり思いつつ。何も答えは見つかっていませんが、今日でホーチミンへ引っ越して半年ということを記念して久しぶりにブログ書いてみました。以上。

 
 

  
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ブランディングを成功させる秘訣ってやっぱり結局は◯◯だと思う


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長期的に売れ続ける製品やサービスを築くためにブランディングは欠かせません。「マーケティングは売れる仕組みづくり、ブランディングは売れ続ける仕組みづくり」とかつて先輩に教えていただきましたが、その通りだとつくづく感じます。

関わり方はそれぞれ異なりますが、化粧品、医薬品、雑誌、テレビ番組、飲食、アパレルなど、いままで様々なブランドの立ち上げや育成に携わってきて、成功しているブランドには共通点があるなと思うようになりました。ブランディングの成功率を100%にすることは不可能ですが、それでもそのポイントをしっかりおさえれば成功率が高まりますし、逆にそれがなければ成功する可能性が極めて低くなるようです。

ひっぱりすぎると恥ずかしくなるので、もうネタばらしします。
ブランディングを成功させる秘訣って、やっぱり結局は「愛」だと思います。

 
私、長期的に成功しているブランドでこんな担当者は見たことがありません。

 

・店頭で見かけた担当製品が倒れていても気にせずに通り過ぎられる
・自分のデスク上に置いてある担当製品にホコリがかぶっている
・担当製品をよく落とす
・名前(製品名、ブランド名)で呼ばない

 
逆に、ブランディングに成功している方とお話ししていると、その方がすごく愛情をもってそのブランドや製品に接していらっしゃることが伝わってきます。

「あいつが企画した製品は絶対に売れるわ。だってあいつ、自分が担当した製品のことを『うちのコ』って呼ぶんやで。まるで自分の子供みたいに大切にしてる。」カリスママーケターとしてヒット商品を数多く生み出したかつての上司が、部下の一人について語っていた言葉がいまも印象に残っています。自分の子供みたいに愛されて生まれ育ったブランドは、発売から数年経過した今も多くの人に愛され続けています。

 
さて、日本で商材をもっている会社が海外進出をしようとするときには、まずは現地代理店や商社などを介して販売されることがほとんどだと思います。そのようなパートナーを探される際には、信頼できることや現地事情に詳しいことは当然ながら、そのブランドや製品を愛して育ててくれるかどうかという視点も大事にしていただきたいなと思います。ブランディングって、ただ棚に並べればいいってものじゃないですから。めったに視察にこないのをいいことに、ただただギューギューに棚に並べられて不良在庫になっていく可哀想な製品たちをモスクワで見かけては、こんなことをする代理店さんには自分の子供のような担当製品たちを預けてはいけないと親心を強めたものでした…。

担当者にも愛されない製品が、お客様に愛してもらえるわけないですもんね。その愛が盲目的になってしまうとそれもそれで問題があるのですが、そのあたりはまた改めて。

 
 
以上、担当させていただいてる製品への愛は誰にも負けないスターマークの中島がお送りしました。

 
 
※ちなみに愛は重要ですが、もちろん経験や技術がちゃんとあることも大前提です!
※例えばシンガポール進出を検討されている食品メーカーさんであれば、これくらいの情報は知っておきたいです↓
食品メーカーがシンガポールに進出する時のチェックリスト12 | STARMARK® branding & trading

 
 

 
 


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30代独身女が転職して海外で働くことにした3つの理由


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2014年11月に転職して、海外で働くことにしました。

働く環境が整っていて、お給料もいいし、きっと産休も育休も安心してとれる、ある意味では女性にとって理想的な大企業を辞めて 海外で働く という道を選んだ32歳独身女である私に対する周囲の反応は2通りでした。

「いいね、自分も同じ立場だったら同じ決断をする!海外で働きたい!」という人と、
「まったく理解できない!自分だったら、その決断は絶対にしない。」という人。

きっと「海外で働くなんて、そんな決断は絶対にしない」という人は、私が理由を説明しても共感はしてもらえないと思います。むしろ、そういう方々は私に「32歳独身の女が海外移住なんて結婚できなくなるよ」とか、とにかく海外で働くなんてやめたほうがいい!という理由をたくさんアドバイスしてくださいました。それも、一つの考え方だと思います。

でも、「海外で働いてみたい」という気持ちが少しでもあって、でも何となく決断できずにいる方には、もしかしたら参考になるかもしれないので、私が思い切って決断した理由をまとめてみます。

 
1 心の声に素直に生きたい

いきなり抽象的な理由ですが、とても大事なことだと思ってます。

頭で考えていたら、きっと決断できなかったです。
本当に海外で生きていけるのかな?とか、結婚できなくなるかも?とか、漠然とした不安に対して、いくら頭で考えても明確な答えは出てきません。そもそも答えなんて存在しないし、やってみなきゃ分からないですから。

そんな不安を感じないわけではないけれど、それでも「海外で働きたい」という気持ちが消えなかったから、その心の声に素直に従ってみたいと思ったのが1つめの理由です。「人生、意外と何とかなるもんだよ」という大切な友人の言葉が後押ししてくれました。

このあたりの詳細は過去のこちらのブログをご参考に。ちなみに、オチが今の私の行動と矛盾してますが、当時はそう書くしかなかったことをご理解いただけますと幸いです…。

「頭に邪魔されず、心に素直に生きる」ノマドな四角大輔さんから社畜たちは何を学ぶべきか。

 
2 やりたいことを、やり続けたい

「日本でキャリア積んでも、そんなの世界から見たら何の価値もない」

過激な発言をしているところをテレビでよくお見かけする、ある大物ジャーナリストの方に言われた言葉です。日本国内でどんなにいい会社に転職しても、日本国内はどこもほとんど環境が変わらないから、世界的には「経験不足」と判断されてしまうとか。グローバル目線で考えると、母国を離れて色々な国で経験を積んだほうがキャリア的に圧倒的な価値があるということらしいです。それは、インターンでもボランティアでも関係ないと。

私は、出世したい!とか、偉くなりたい!とか、そういう欲はあまりないのですが、でも自分がやりたい仕事をやり続けたいです。グローバル化が当たり前な時代に自分がやりたいことを実現していくためには、日本限定ではなく、世界で認めてもらえるようなキャリアを築く必要があります。そのためにも、まずは日本を離れて海外に身を置くという第一歩を踏み出さなければ、その実現可能性は限りなく低くなってしまうのかもしれません。

 
3 日本が好きだから

そして最後に、海外で働く決断をしたのは日本が好きだからです。
「え?だったら今のまま、日本にいればいいでしょ?」と言われそうですが、そうじゃないんです。今のことだけを考えればそうかもしれませんが、将来のことを考えたら、今のまま甘えてはいられません。今こそ、海外進出です!

どうして?と思われたら、こちらのブログをご一読ください。これは企業の海外進出のことを書いているけれど、個人に対しても同じことが言えると思います。(強引)

海外進出を「今」オススメする3つの理由 | STARMARK® branding & trading

…というわけで、勘のいい方はお気づきになられたかもしれませんが、最後のリンク先であるスターマーク株式会社という会社に転職いたしました。これからはスターマークの中島をよろしくお願いいたします。

 

 

 
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テレビがつまらなくなった本当の訳…というより、テレビに限らず「つまらないコンテンツ」が増える本当の訳。


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元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が書いた「テレビがつまらなくなった訳」というコラムと、そのコラムを読んで唖然とした企画家/戦略PRプロデューサーの片岡英彦氏が書いた「テレビがつまらなくなった(本当の)わけ」を読んで。

テレビ局の内情を知らないので想像の域をでませんが、自分のお仕事と重ねて考えるとテレビだけの話ではなく、とても本質的な問題が隠れているような気がして。テレビに限らず「つまらないコンテンツ」が生まれてしまうのは、目的と結果の逆転現象が原因なのではないでしょうか。

100%全ての人が「おもしろい」と感じるものは存在しないであろうことを前提に、それでも多くの人が「つまらない」という印象をテレビに抱いているのだとしたら。それは、企業において短期的に結果を求められること、その「結果」が視聴率≒売上(利益)で評価されることが原因なのではないかと感じます。

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様々な面でスピードが求められる現代において、素早くPDCAサイクルをまわすことを良しとされている風潮の中で。中身が薄くて表面的にキャッチーなコンテンツを素早く量産するか、視聴率がとれるかとれないか分からないけれど時間をかけてしっかりコンテンツを作りこむか。企業に勤めていると、どちらかといえば、どうも前者のほうが評価されがちな気がします。(実際は両方の要素をバランスよく持てるのが理想的。)

目的は「おもしろいコンテンツ」を作ることで、その結果として「視聴率や売上(利益)」が後からついてくる。それがいつしか「すぐに高い視聴率・売上(利益)を稼げそうなコンテンツ」を作ることが目的になってしまったときに、結果として「つまらないコンテンツ」が生まれてしまうのではないでしょうか。

テレビに限った話ではなさそうです。短期的に売り上げを求めて、短いスパンで新製品を発売しては大々的にプロモーションを行い、一瞬で稼ぐ。リピーターは求めずに、売れなくなり始めたらすぐに廃盤。昔からそのような商法はあったのかもしれませんが、あらゆる業界でそんなビジネスが増えたように感じます。

PVを稼ぐために炎上しやすいタイトルで中身のない記事を量産するブロガーによって、つまらないコンテンツがウェブ上に量産されているのも同じような話ですよね。「テレビがつまらない」なんて他人事みたいに言ってられないです。もうすぐ「インターネットがつまらなくなった」って言われる時代がきそうです。

じゃぁどうすればいいかって、評価指標を数値で設定しないことができればいいのにって思うけれど、数値のほうが管理しやすいからそこはなかなか変えられなさそう。

なので、まずは情報の受け手側がリテラシーやモラルを高めるしかないと思います。つまらないコンテンツで溢れた世の中にしないためには、つまらないコンテンツに釣られない=つまらないコンテンツに視聴率・売上(利益)・PVを与えないことが理想です。

…というわけで、こんなブログ読んでちゃだめですよー。(自虐)

 
 
【関連記事】
 落としどころは違うけれど、永江一石さんも同じような視点でブログを書かれてて、勝手になんだか嬉しい↓
 テレビがつまらなくなった(裏側の)わけ

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 おもしろいテレビもあるよ↓
 フジテレビ「15秒シアター」にみる【得体の知れないモノ】の魅力。情報は出せばいいってもんじゃない。



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超人気Facebookページ「Humans of New York」に、なぜ人が集まるのか。


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「Humans of New York」(HONY)というFacebookページをご存知でしょうか。フォトグラファー・Brandon Stantonによる、ニューヨークの人々を彼らのストーリーとともに写真で紹介するプロジェクト。Brandon氏が個人的に始めたものでしたが、今ではFacebook上だけでも約800万ものファンを集め、世界的にも注目される存在になっています。

その魅力は「The HONY effect: How ‘Humans of New York’ is altering lives」によると、

It appears that the blog panders to our inherent curiosity and perhaps even just helps us remember that everyone else is just as dejected, messed-up or as weird as ourselves,(以下略)

“Humans of New York”は私たちが生まれながらに持っている他人に対する好奇心を満たしてくれるだけにとどまらず、落ち込んだり、うまくいってなかったり、なんだか変だったりするのは自分だけじゃなくてみんな同じなのだ、ということを気付かせてくれる。

…ということであり、またHONYに取り上げられてその後の人生が変わった人も少なくないという、大きな影響力をもったプロジェクトのようです。

このFacebookページで写真とストーリーと同じくらい興味深いのが、コメント欄。ここに、人気が高まる理由がある気がしています。

投稿される写真やその被写体が語る言葉は、いつも荒削りで痛いほどリアル。悲惨な話や絶望的な話も少なくありません。そんな投稿に対して、様々な視点からコメントがつきます。そうして、一見ネガティブだったストーリーが、とてもポジティブに浄化されていく様子が心地よいです。

例えば、こんな投稿がありました。

「私は33歳で、いまだにバーテンなんかやってる。もっと最悪なのは、弟が世界的に有名な化学者だってこと。だから、父親は結婚式で人に話すとき「私の息子は100万ドルの奨学金をもらえることになった。娘は…ニューヨークに住んでる。」って言うの。実は私、超優等生だった。高校のとき2年も飛び級したし、大学も全額奨学金もらって入った。なのに、卒業もしないで道を踏み外しちゃった。なんでこうなったかわかんない。貯金してまた学校に戻らなきゃって思うけど、ぜんぜん貯金できないし。よくわかんないけど、いつもダサいなって思う。もうこれ以上、ダサい気持ちにさせないで。」

こんな一見ネガティブな彼女のストーリーに対して、多くのコメントが寄せられます。

Bartenders are world renowned chemists ;)
バーテンダーこそ、世界的に有名な化学者だよ ;)

I want to be her friend, she sounds so honest and refreshing.
なんて正直で清々しい女性だ。彼女と友達になりたい!

Not everyone needs a world renowned chemist, but most people need a drink. Cheers to you!
世界的に有名な化学者を必要とする人は多くないけど、ほとんどの人が美味しい一杯を必要としている。君に乾杯!

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自分の内面の世界を海にしていく。
その海を深く、浄化させていく。
そして、その浄水機能を高める。
自分がネガティブの終点、ポジティブの起点になるように。

青字は、ジョン・キム先生のお言葉。「海」という言葉を選ぶ抽象化のセンスと、「ネガティブの終点、ポジティブの起点」という理屈っぽい表現の共存する感じがジョン・キム先生らしいなぁ、と感じて印象に残ったお言葉でした。

世の中も、自分の中も、必ずしもポジティブなことであふれているわけではないけれど、それは自分の捉え方次第なのかもしれません。視点を変えれば違うものが見えてくる。「Humans of New York」は、浄化機能をもった海のような場所で、ポジティブの起点となっていることが、多くの人が集まる魅力的なFacebookページとなっている理由のひとつなのではないでしょうか。



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人生計画を立てる、という行為に潜む罠。


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自己啓発本とかビジネス書とかによく書いてある、「成長するためには計画を立てるべきだ」という話に違和感がありました。「5年後、10年後にどうなっていたいか?」という、”目標とする自分の姿”を明確にし、その目標と現状を比較して、その差を埋めるために年・月・日にブレイクダウンして計画を立てる。そしてその計画を確実に実行していくことで、目標を達成しようというお話。

とても合理的に聞こえますが、最近いろいろなところでこの考え方と異なるお話を聞くことができて、自分の中のもやもやが晴れてきました。というわけで、人生計画を立てる、という行為に潜む罠をそれらのお言葉から探ってみます。

 
(1) 四角大輔氏の場合

先のスケジュールは入れてない。
自分に対する信頼が高まるにつれ、計画は抽象度が高まる。

いまのゴールは「ありつづけたい」。
自由でありつづけたい。
クリエイティブでありつづけたい。
自分らしくありつづけたい。

それさえあれば、道を間違えることはない。

 
(2)フリーアナウンサー・住吉美紀氏の場合

運命論を信じている。
NHKに入社した際、勤務希望地を書く欄に「運命に任せます」と書いた。
きっと運命がいいものを連れてきてくれると思ってた。

その場その場で出逢うものに、オープンでいること。

 
(3) 楠本修二郎氏(カフェ・カンパニー代表)の場合

人は、過去の経験に縛られて判断しがち。
過去の叡智(wisdom)や常識(common sense)に縛られている。
でも、未来は変わっていくもの。

 
(4)原丈人氏の場合

物事を全て数値化しようとする流れが、叡智を隠してしまった。
数値化することにより、「手段と目的」の逆転が生じてしまう。

 
(5) ジョン・キム氏の場合

いま計画することは、未来の「より成長している自分」を束縛する行為。

人生は軌道修正の勝負。
選択は1回では終わらない。
一直線ではなくても、方向さえ間違わなければ目的地に着く。
振り返ってみると、すべてつながっている。

 
「5年後、10年後にどうなっていたいか?」という目標に向かって進んでいたら、もしかしたらもっとほかの道もあったかもしれないのに、未来の自分の可能性を狭めてしまうこともあるかもしれません。目標や計画を立てたとしても、そのときどきで心の声に従って道を見直したり、本来の本質的な目指すところを見失わないようにしたいものです。



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「頭に邪魔されず、心に素直に生きる」ノマドな四角大輔さんから社畜たちは何を学ぶべきか。


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“ニュージーランド湖畔の森”と”東京都心”という両極端な2地域を拠点にノマドライフを実践している四角大輔さん「とことん好きなもの」に囲まれて生活することでノイズを減らして集中力をあげ、「とことん好きなこと」に全力で取り組むことでクリエイティビティ・生産性をあげるのだそうです。そして、その生活にストレスや辛さを感じることはほとんどない、とのこと。理想的なノマドライフスタイル。

「ノマド」って言葉が流行ったころって、「会社員=幸せじゃない(社畜)」「会社を辞めてノマドになれば幸せ!」みたいな短絡的で安易な考え方が先行してしまっていた印象で、どうしても共感しづらかったのですが、四角大輔さんのお話はすごく共感できたのが今回の嬉しい発見でした。別にニュージーランドに住まなきゃ幸せじゃないってことではなく、それが四角さんにとっての「とことん好きな環境」だっただけで、大事なのは「頭に邪魔されず、心に素直に」行動をすることなのだと改めて教えていただきました。

では、そんな四角さんから私のような社畜(会社員)は何を学ぶべきなのでしょうか。

 
1.仕事は、本気で遊べ!

「遊ぶ」というのは四角さんの独特な表現で、「受動的にではなく、能動的に好きなことに本気で全力で取り組む」ことと理解しました。やれと言われたから仕方なくやっている、という意識ではいい仕事はできないし、それでは結果がでない。結果がでないとモチベーションは下がり、さらにいい仕事ができなくなる…という負のスパイラルに陥ってしまっては誰も幸せになれません。

自分の仕事をとことん好きになり、本気で遊べば、いい仕事につながる。そんなポジティブなスパイラルにはまれば、会社員だろうとノマドだろうと関係なく、「本気で遊ぶ」ことができますね。

 
2.「好き」スイッチをオンにしろ!

どんなに好きなお仕事でも、会社員だとどうしても「好きじゃないこと」をやらなければいけない場面もあります。(たぶん会社員じゃなくてもある。)そんなときに四角さんは、部分的でも小さなことでもいいから「好きなとこ」を見つける努力をしたそうです。探すときは、頭で考えるのではなく、心で探すのがポイント。好きなところを見つけることが、「好き」スイッチをオンにするきっかけになります。

 
3.ココロとカラダは壊すな!

カラダは一番大事なインフラ。だから、カラダを作る食べ物には気を使い、ときにココロやカラダが壊れそうになったら場合によっては「体調不良」という言い訳を使って会社を休んで体調調整したっていい。もしどうしても今の仕事が好きになれないのであれば、まずはあらゆる手を使って好きになる努力をするべきだけど、それでも好きになれなければ、転職もありかもしれない。(ただし、「逃げ」という形の転職では根本的な問題は解決しない。)

 
なんだか四角さんは完璧な完成された人間みたいなイメージがあったけれど、自分を追い込むのではなく、ちゃんと心の声に耳を傾けて、必要に応じてサボるのも悪くないってメッセージをくださったところに人間臭さが感じられて安心しました。後ろ向きな逃げはよくないけれど、心の声を大切にすること。一番根本的に大事なことですよね。
 

心は答えを知っているが、頭が邪魔をする。だから、迷うことがあったら、目を閉じて、胸に手をあてて、想像してみる。そこでわくわくするかどうかで、答えは見えてくる。

 

目を閉じて、胸に手をあてて想像しても、やっぱり私は今の会社に勤めていたいと思った。であれば、無理にノマドにならなくても幸せ!って言ってもいいんだということを、ノマド代表ともいえる四角大輔さんに気付かせていただいたのでした。

 



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