期末に思うことと、森高千里。


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今日で第10期が終わります。明日からは第11期です。
とにかく前へ進もうと必死にもがきにもがいた1年間が終わろうとしています。
 
また明日から新たな期の目標に向けて怒涛の日々が始まるので、そのまえにいまの自分を振り返ります。
 
***
 
単品リピート通販の会社において、売上を構成するのは新規のお客様の「新規購入」と、既存のお客様の「リピート購入」が主になりますが、約1年前にその後者を担当するリピートチームのリーダーに任命していただきました。
 
 
私もいちおう10年くらいは化粧品・医薬品のマーケティングに関わってきたものの、単品リピート通販という業界は経験なし。そんな私に、会社の売上の大切な部分を担うチームの責任者を任せていただいたのは、賭けといっても過言ではない完全なるポテンシャル人事異動。
 
 
ブランディングとか顧客満足度の向上とか言葉でいえば簡単だけど、本当に細かな地道なことの積み重ねで、毎日精一杯やってもなかなか大きな成果が見えづらい分野。それでも、「期待してくださっているお客様の期待に応えたい!笑顔になっていただきたい!」というアツい心をもつ、ひたすらに一生懸命な仲間と共に、徐々にお客様との距離が縮まり、お客様の反応が見えるようになってきたのが今年の初めくらいでしょうか。有り難いことに、数字にも良い結果が見えてきて。
 
 
その後、3月くらいからは商品自体も見直していこうと商品企画も任せていただき、そしてなんと5月からは新規購入促進を担当する新規チームも引き継いで、新規も既存もどちらも合わせて担当するマーケティング課として新しい体制を構築し、今はその責任者を任せていただいています。
 
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実は、長らく全社的に売上目標を達成できていない状況で、新規顧客の獲得が思うように進まなかったことがその主な原因となっていました。前任者たちはWEBマーケティングの経験豊富なプロたちで、その人たちでさえ達成できなかったところを、ほぼ未経験の私がまるっと引き継ぐなんて普通に無謀。
 
 
ただ引き継ぐだけでもいっぱいいっぱいなのに、引き継いだ上で現状を一刻も早く大幅に改善しないといけない。
 
泳げないくせに、浮き輪も何もなしにいきなり大荒れの大海原に飛び込んだような状態。一緒にきて!とお願いして、泳いだことのないメンバーをひきつれて、みんなで溺れながら、なんとかギリギリで息をしながら、それでも前に進もうと必死に、全力で、やってきました。
 
 
経験がないから、なんて言い訳は通じない。任せていただいたからには、絶対にみんなで良い結果を出したいし、そのためにみんなが前に進めるように私が道を示して、導いていかないといけない。
 
そんなのっていままでやったことなかったことで、強く方針を打ち出したり、みんなに厳しいことを言ったりしながらも、心の中では「いま私がやってることは正しいのかな」と不安になることも少なくありませんでした。
 
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ここ数か月は、そんな自分が嫌いでした。いままで知っている自分ではなくて、自分がありたいようなかっこいい自分でもなくて…。
 
 
そんな必死でいっぱいいっぱいな第10期の最終営業日となった昨日は、みんなで海岸清掃をさせていただき、そのあと来期に向けて決起会をしました。最終的に今期の目標が達成できたかどうかはまだ分からないのですが、それでも大好きな仲間たちと全力でやりきって最終日を迎えられたこと、そして来期に向けて心をひとつにし、気持ちを高められたことがとても嬉しかったです。
 
 
そんな、最終営業日の夜。
新潟で森高千里さんのコンサートがありました。
 
 
約25年前、私は森高千里さんのことが大好きで、憧れの存在で、胸が苦しくなるくらい大好きで大好きで、どうしたらコンサートに行けるのだろうといつも考えていた小学生でした。
 
彼女の21年ぶりの全国ツアー新潟公演。実は、一人で行こうとチケットを数か月前に購入して、ずっと楽しみにしていました。
 
 
決起会のあとはやりきった感でいっぱいで、ホテルに帰ってぐったりと倒れてしまい、なんとか体を起こして会場に到着したときにはもうコンサートが始まってしまっていました。
 
会場に入ると、光と歓声と熱気が立ち込めていて、そのみんなの視線の先に、あの憧れの森高千里さんがいました。そして、彼女の目の前の席が空いていました。そこが私の席でした。
 
***
 
日々もがいて、溺れそうになりながら、なんとか息をつなぎながら、前に進もうととにかく必死だった。そんな1年の最終日に森高千里さんのコンサートを最前列ど真ん中の席で味わうというご褒美。夢ってこんなふうに叶うんだな。
 
 
まだまだです。いまの私なんて全然たりなくて、周りに迷惑をかけてばかりで、ほんとうにまだまだです。
 
でも、小学生のころにあんなにも夢見た森高千里さんのコンサートを最前列で見られるなんて、こんなご褒美をいただけるなんて、きっといまやっていることは間違っていなかったんだな、と何だか今の自分を認めてもらえたような気持ちになることができました。
 
今も変わらずかわいく美しく輝いている森高千里さんの姿を見て、小学生だった頃の自分に誇れる自分であろう、明日からも精一杯全力で頑張っていこう、という気持ちになれました。
 
 
…というわけで、第11期も全力で行きます!!!
いつもお世話になっている皆様、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いします!!!

 
 

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